スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2007年08月10日

推進方法と動力による分類

船が走行するにはもちろんその動力が必要ですが、自然の風を利用したのが帆船で、「太平洋ひとりぼっち」は歴史的なまさに日本人の快挙です。
推進装置をもたないものは“漂流”のままですが、海流と気象条件により綿密な計画で実現はできるものですが、“無謀”なものも最近は国際的になった例がきかれています。
古代には奴隷による手漕ぎがあり当時はそれがほとんどでしたが、水中で回転する羽根を数枚もったスクリュープロペラが19世紀前半にイギリスで開発されたあと、その技術は急速に進展されてほとんどがこの「プロペラ推進船」となっています。
これは大型船では一つのプロペラですが、中型以下では2~8組のものがありその船形・用途・海洋条件などにより決められます。
ほかには琵琶湖などでみられる船体の横に大きい円形の魅力ある姿を装備した「外輪推進船」、高速の特殊船での「水中ジェット船」、空気を水面に高圧噴射する「空気浮上船」(推進にはプロペラまたは水中ジェット)などがその主流になっています。
推進用のプロペラを回転させる動力の種類によっては「蒸気推進船」(往復動エンジン・タービン)、「内燃機船」(ピストン・ガスタービン)、「原子力船」そして「電気推進船」が主流となっています。  


Posted by ブロやン at 16:13

2007年08月09日

材料・線形・構造などでの分類

「ノアの方舟」は時代的にとうぜん木造で、現代技術からみての一説では木造では製造可能な最大寸法とのことで当時の英知が知られるものです。
有史以前は木造構造あるいは大型木材掘削方法によるものが主でしたが、木鉄交造船の開発そして鉄鉱石の発掘に従っった製鉄技術により急速に鉄鋼船が大半を占めるようになりましたが、近代的には強化プラスティックも多く使用されるようになってきています。
構造的には人体と同様な“骨格”があり、縦型つまり船舶の長さ方向に肋骨がはしる「縦通肋骨船」と幅方向に多数はしる「横置肋骨船」とに分かれます。
船型からみると平甲板船が古くにはみられ、これは中央の動力部がやや高くそこを覆うていどのものですが、波浪をかぶるのはまぬがれないものです。
これが発達・改良されたのが「三島型船」で先端に船首楼、船尾に操舵楼そして中央に機関室・観察室を設けたものがあり、三つの航海船橋(楼)をもつ形状からこの名でよばれています。
最近は海洋工学や造船工学の発展により、とくに大型タンカーや貨物船では船尾楼型が多くなり、操船・動力管理などが一箇所のものが多くみられます。
また国際海洋法による船籍・航路・法規などによる分類もあります。  


Posted by ブロやン at 10:45

2007年08月02日

用途での分類

目的によるものでは主として商船と軍艦に大別されます。
前者がわたしたち日常的にはなじみのもので、一番が旅行を目的とした旅客船で鉄道車両や自動車を積載できるカーフェリーのものや豪華な世界一周ができるものがあります。
ついで貨客船はかなりの貨物や原材料をも行く先などにより搭載可能なもので、いわゆる巨大船にたいしての中小型船で多いものです。
貨物船は一般には搭載するものによって分類され、鉱石専用船・木材・穀物・冷凍物(果実・魚肉など)・家畜・化学薬品類などがあげられますが、近来のように世界的にエネルギー消費が増えるとその源を運搬するオイルタンカーや天然ガス・石炭の専用船の巨大なものが現れています。
日本でとくに大きい役割の漁船には、トロール船・底曳き網船・捕鯨船・蟹工船などがあり、現地で収穫した魚介類などを加工する工場船も大事な働きをしています。
一方、軍事用では戦艦・航空母艦・潜水艦・潜水母艦・軍事練習船・砕氷艦・護衛艦・掃海艇など多種類のものが世界的に使用されています。
特殊用途船とよばれるものには、航海練習船・海底電線埋設船・給水船・海難救助船・気象観測船などが細分化され、さらにはモーターボートやヨットも含まれます。
その航海範囲により遠洋船・沿岸船という分類もあります。  


Posted by ブロやン at 09:11

2007年07月15日

歴史

その歴史はとても古いものがあって「旧約聖書」の創世記6~8章には「ノアの方舟」がすでに記述されています。これは悪にみちた世界の絶滅を企てて洪水を起したときに、ノアが神の恩恵により製造して家族や動物を一つがいにしてともに乗り込み山に到着したというものです。
有史上での先駆者は当初世界に名を馳せたイギリスが筆頭です。
20世紀初頭から大洋を航海するもの、そして北欧でのヴァイキングの出現などがあり、当初は木造がほとんどでしたが、製鉄技術の発達により急速に鉄製がほとんどになりました。
その設備の開発・発展はめまぐるしいものがありますが、日本では第二次世界大戦で軍事技術の研究・発展とともに敗戦による莫大な損害をこうむったという悲惨な歴史的な事実が残されています。
海洋や港湾設備の技術開発は欧州や米国など諸外国との競合および協調なども含めてその技術は発展し続け、安全航海のための国際的な法の強化が進められてきております。

世界大戦後での諸国の超大型タンカーや豪華客船の発達には眼をうばうものがあり、海洋国の日本も造船は“巨大産業”といわれその金額はもとより使用材料・電気設備・原動機など、関連産業をも発展させるものとなってきています。
その用途・目的・構造など国際的に多分化されてきています。  


Posted by ブロやン at 12:36

2007年07月12日

船とは

船といえば思いうかぶのは白い豪華客船でしょうか、ロマンのある港の船の姿でしょうか、それとも公園の可愛いボートでしょうか、いずれも基本的には水に浮かんで人や物資を運送するものが大半です。

船舶ということばは一般的には大型のものをいい、わたしたちに欠くことのできない海外からのエネルギー源である石油や天然ガス・石炭、そして鉄などの原材料や食物や物資を運び込み、また逆に日本からの人や物資の搬出・運送のために主に海上を往来する貨物船や客船などをいうのが一般的です。
このようなことは実に古代にまでさかのぼって存在しており、その目的や大きさ・形状・種類も多種多様で、もっとも身近なのは海上のほかに河川・湖水での旅客や物資などの運送およびレジャー・観光用があり、さらには海中の探査そして軍事目的などがあげられます。

四方が海という私たちの生活に必要な大型のものでは海上輸送のためでの船舶は英語での“Shipbuilding”のとおり一つの巨大なビルディングの建造であり、人が快適そして安全に生活し業務できるよう設備やライフラインをも備えているのはわたしたちの住居と同様です。
とくに海上では国際的な諸事情もあっていろんな国際機関や協会が設立され、その運用規定などとともに運行会社(船舶オーナー)とも協議されながら建造されて運行されています。
船首に掲げられた旗はその到着予定先の国旗とされています。
空中をも含めば大空に浮かぶ「宇宙船」もあげられ、宇宙の観察・探査や人工衛星の類で電波の送受信などの目的をもっています。  


Posted by ブロやン at 12:47